下弦(かげん)

 

漫画・アニメ『鬼滅の刃』の鬼の精鋭集団、十二鬼月の中でも下位の6名のことである。
表題の画像は、「第二十六話 新たなる任務」より引用されているため、「第十八話 偽物の絆」で下弦の伍の累は、冨岡義勇に首を切られているため、存在していない状況である。

 

概要

鬼舞辻無惨配下の精鋭、十二鬼月の中でも下位の鬼6名を指す。

 

構成員には上弦と異なり、下弦の下と席位に伴った数字が片目に刻まれる(例えば、左目に"下伍")。
実力は上弦に比べると低く、鬼殺隊への敗北により度々欠員が生じる。
または(無惨に判断された)実力に応じて繰り上がり・補充されるため、たびたび構成員が変わっている。
鬼殺隊への昇格は十二鬼月を狩った経験を当然視される傾向がある事から、その頻度はかなりのものと推察される(の人数は九人。
最年長の悲鳴嶼行冥が柱に就任したのは八年前、単純計算で一年に1人以上敗死している事になる。
また不死川実弥が過去において、粂野匡近と共に当時の"下弦の壱"を討伐したことが判明している。因みに上弦百十三年構成員が変わっていない。)。

 

通常の鬼からはその立場を羨望されるが、実際は薄氷を踏むが如しであり、無惨の機嫌や思い付き程度で簡単に命運が左右される。
また、無惨の能力について把握できている情報は、通常の鬼と大差ない。
上述の通り多少の自由裁量が認められるとはいえ、柱にぶつけられる可能性も高まる事から、生存目的からすればデメリットの方が明らかに大きい。
しかしながら下弦といえど十二鬼月には違いない為、元"下弦の陸"である響凱が心の底から復席を望んで行動していた事や、笛鬼などの例から鬼にとっては十分な目標となっていると考えられる。

 

鬼殺隊の柱を葬ってきたのは常に上弦の鬼達であり、元より真面な成果を上げられていなかった事に加え、構成員の一人である累が倒されたことをきっかけに無惨からとうとう見切りをつけられてしまい炭治郎達が蝶屋敷で機能回復訓練を行っている時期に弐・参・肆・陸は無惨自身の手で粛清され(通称:パワハラ会議)、後に唯一それを免れた壱の魘夢も後に炭治郎たちに敗れたことで現在では完全に壊滅。後任もいない。
無惨は向上心の高い鬼や明確な打開策を立てられる鬼、便利な鬼を好む所があるため、当時の下弦達は碌な構想も野心もなく考えが甘すぎた所は否定できない。

 

構成員

下弦の壱 魘夢(えんむ)

 

下弦の弐 轆轤(ろくろ)

 

下弦の参 病葉(わくらば)

 

下弦の肆 零余子(むかご)

 

下弦の伍 累(るい)

 

下弦の陸 釜鵺(かまぬえ)

 

※弐・参・肆・陸は本編内では名前は出ず、後に公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」にて明かされた。

 

余談

累以外の下弦の鬼はアニメにおいては第一期最終回のAパートにのみ登場したのだが、唯一粛清を免れた魘夢はともかく、それ以外の4人はアニメ第一期の最終話にて殺されるためだけに登場したことになり、その際の下弦の鬼達の豪華声優陣に多くのファンが自分の目と耳を疑った。

 

無惨が下弦を無闇に処刑してしまったことにより鬼殺隊に力を蓄える時を与えてしまい、最終決戦の際には単純な力では下弦程度に匹敵する鬼ならば一般隊士でもなんとか戦える程戦力が上昇してしまっている。

 

スピンオフ四コマ漫画「きめつのあいま!」では、上司のブラックぶりに耐えかねた轆轤・病葉・零余子の3人が労基に駆け込もうとしたが、受付は17:30で終了していたため、それを見た3人は言葉を失い絶望していた。

 

 

 


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